20代は、人生で最も感度が高い時期だと言えます。いろいろなものに興味を持つことができるため、学び、成長することができます。
自分や周りを受け入れられない
感度が高いことで自分や周りに対して、必要以上に反応してしまうこともあるでしょう。相手と自分を比べてしまうとお互いの考え方の違いを受け入れられなかったり、何もできない自分にイライラしてしまうことがあるでしょう。
反応してしまう自分にイライラしてしまうと、周りのことが受け入れられなくなってしまいます。そしてそんな自分に対してさらにイライラしてしまう、という悪循環を生みだしてしまいます。
社会に出ると、幅広い年齢の人、様々な考え方・価値観をもつ人たちと関わることが多くなります。また、自分に出来ないことや持っていない知識、思いつかないアイデアを上司や先輩は豊富に持っています。でもそれは当たり前のことです。社会人としての年数を年齢とすると、20代はまだまだ子供で右も左も分からないのが当たり前の年齢なのです。
なぜ20代は苦しいのか
将来に対してとても不安を感じてしまうのが20代。「一生自分はこのままなのだろうか」「自分の将来像がまったく想像できない」と悩むこともあるでしょう。20代の若者は、きっと誰もが悩んでいるはずです。
それもそのはずです。「今、この瞬間」が、自分自身にとっては一番年上で、一番大人であるということです。そして、自分の人生はこれ以上何もないと考えてしまい、一生今の悩みが続くと思ってしまいます。
もう一つは、やりたいこと、やるべきことを見失っている状態かもしれないことです。数年後になりたい姿や描いている将来が無ければ、何に対して頑張ったらいいのかがわかりません。
自分を否定しない
自分に対して否定的にならないようにしましょう。そして、自分を積極的に許してあげるようにしてください。今あなたが抱えている悩みは、20代であるからこそある悩みなのです。みんな今の状態、将来に不安を感じています。見えないところでみんな戦っているのです。
ダメな人間でもいい、何も出来なくてもいい、これが私なんだ!と言ってあげてみてください。そうすると心が軽くなって、今までよりも周りが見えてくるはずです。自分が何をしたいのか、相手は何を考えているのかが徐々に分かってくるでしょう。
自分に優しくできる人が、他人に優しくできます。自分を許すことができる人が、相手を許すことができます。
自分ではない誰かのことを考える前に、まずは自分と向き合ってあげてください。
今を楽しもう!
感度が高く、いろいろなことが気になってしまう。また、お金がない(貧乏ではないが、遊べるほどのお金はない状態)、知識がない、将来がわからない、こういった悩みは20代でしか経験することができません。
30代、40代と年齢を重ねると、何に対しても「まあいいか」と思うようになります。そして、「20代の頃は大変なこともあったけど、楽しかったなあ」と思い出します。
不自由で、精神的に辛いと感じることもあります。しかし、その辛さや悩みをどうにかしようとすることも今しかありません。
ぜひ将来の自分のために、その状態を少しでも楽しみながら過ごしてみてください。将来の自分のために頑張ってあげてみてください。